移植から心拍確認まで

2回目の移植で心拍の確認まで進むことができました。
本当は色々とついったーで呟きたかったのだけど、1回目のこと(hCG18という低すぎる数値を叩き出して着床はしたけど妊娠継続不可)もあったのでとりあえず心拍を確認出来るまではと、こう、スマホから手を引くというか、…ううん嘘……よく覗いてた…。
その間にあったことをちょこちょことPCのメモ帳にしたためていたので記録として放出。(※エコー写真とか受精卵の写真とか諸々掲載しています)

ところで、今回の受精卵を掛け合わせたであろう採卵日は採卵後映画を観に行きました。学生時代から追っかけてる国民的アニメの映画公開初日。私おたくなので。えへ。
十何年も前に一度映画に出たきりのキャラクターがこの度の2019年の新作映画で見切れ出演したということに映画館から出た私は号泣するわけなんですけど(公開初日なので前情報がなかった)私が何年もの間、作品のファンたちやスタッフたちから忘れ去られようとも、ひたすら追い続けていた人生を賭けての推しが、十ウン年ぶりに公式に姿を現したっていう涙なくしては語れないおたくの秘話があるんですよ。まぁそこはどうでもいいですね。しかしこの日に爆誕した全ての受精卵が愛しいのであった。蛇足。


2回目の移植当日

12/11 BT0
15:00~ 移植手術。グレードは5AA。

まん丸受精卵から半分以上出ちゃってるせっかちなやつを移植。
手術前に写真見せながら「外に出かけてますけど心配ないですよ」って培養士さんが言ってたんだけど、いざ手術台に上がりLIVE映像見せられた時にはもうほぼほぼ出ちゃってて、看護士さんが無言でモニター消してた。大丈夫か。

f:id:yooooseeda:20200116133832j:plain
(術前の受精卵の写真)

~夫の世迷い言~
夫「!? これは双子なのでは!?」(術前写真でのひょうたんを見て)
夫「アッ…きりたんぽ(膣内の血液拭う太い綿棒)に血が…っ!処女…?」(出血を見て)

前回は手術台からストレッチャーに移る時のがさつな行動で周囲を心配させたので今回は大人しく慎重に。
そう言えば前回の移植はそれほど痛みを伴わなかったんですけど、今回はちょっと痛かったな。多分前回は初めてということもあって「あ、思ったより痛くない!」だったのか。そして今回は「前回に比べて痛い!」っていう。騒がしいなまったく。


判定までの12日間

一日おきのエストラーナテープ3枚
毎日3回(朝昼晩)のルティナス膣剤

12/14 BT3 血液検査
12/17 BT6 血液検査

血液検査は上記の薬量が適正かを調べるためらしいので妊娠してるかしてないかってのはその場で教えてくれません。いや、うん、でもあれでしょ、hCGの値とか見てるでしょ。教えてくれたっていいじゃん……って思いながら片道1時間30分かけて病院に通ってました。
それにしても前回はいっぱい歩いていたせいか時々お腹がすごく痛くなったり、ちょっとした出血(着床出血だと思っていた)とかどす黒い出血(あ、これもうダメだ…ってやつ)があったんですけど、今回はなにもない。静かなるドン。そして笑っちゃうくらい体温がガタガタ。

12/11 BT0 … 36.58
12/12 BT1 … 36.77
12/13 BT2 … 36.82
12/14 BT3 … 36.58
12/15 BT4 … 36.80
12/16 BT5 … 36.98
12/17 BT6 … 36.66
12/18 BT7 … 36.75
12/19 BT8 … 36.90
12/20 BT9 … 36.49
12/21 BT10 … 36.76
12/22 BT11 … 36.72

BT9は精神的な死に追いやられていた気がします。


妊娠判定

12/23 BT12 判定日

時期的に夫が繁忙期でその日一人で行く予定だったので家を出る直前に検査薬やっちゃいました。1回目の真っ白があったからか、比較的落ち着いてたと思います。一分後の検査薬に陽性の線が出ても比較的冷静でした。初めて見た妊娠検査薬の陽性。え、これ本当に妊娠検査薬か?排卵検査薬じゃないよね?(そもそも排卵検査薬なら今線は出ない)ってしばらく考えたけど、う、うん、比較的…落ち着いて、た…?
いや落ち着いてなかったです。おしっこめっちゃ着いてるのに拭きもしないで写真撮ってました。誰にも見せらんないじゃん…。ここにも掲載できないじゃん…。
だけど頭の片隅に冷静な私がいるのも事実なんですよね。前回、着床しててもhCGが18という落第点を押されたがために、先生の口から陽性判定と聞くまでは何も信じられない。このポンコツな身体、まったく信じられない。


「うん、おめでとう、妊娠してます」


言 っ て く れ た 。


ア……ニンシン……シテイタ……ワタシ……ニンシン……。


年末ということもあり、次回の診察は年明け7日。二週間というのがなんとも不安を煽ってくるわけなんですけど、看護士さんから「実家に帰れますね!」って言ってもらったので「ほんとそれ」ってなりました。不安とか二の次だった。

まぁでも、不安は急に襲ってきますよね。
情勢楽観を許さじ。


実家への帰省

12/28(土)~1/6(月)で700km離れた実家への帰省。夫が年始に同窓会があるとのことだったので、今回は私一人での帰省。いや最高だな。別に夫が一緒に来ても毎回ほったらかし(夫と両親仲が良いので一緒にいてもお互い苦じゃないらしい)(私は同居してる今でも夫抜きで義両親というのはしんどいのに)なのでいいんですけどね。でもなんか!いいじゃん!一人!夫の目を気にせずマッマに甘えられる!!一人嬉しい!!(マザコン)
妊娠判定されたことはとりあえず夫と義妹にだけ話しました。何があるか分からないから安定期までお互いの両親には話さないでおこうということに。

車移動1時間半、新幹線移動4時間弱、車移動1時間半。移動時間7時間かけて一年ぶりの実家。はー、ちょう落ち着く~~~。全然使われてない自分の部屋、落ち着く~~~。早くお風呂入って部屋着に着替えてごろごろしたい~~~。

よっしゃ、トイレ行こう。

出血。

「えっ」

鮮血。

「えっ」

ルティナスで尿漏れかと思うくらいおりものと錠剤滓が出ちゃうので毎日ナプキン着けてるんですね。血がね、着いてたんですね。一気にパニックですよね。

どどどどどどどうし、どうしt、ち、血が、えええええあええ????????おなか、痛くないよね?え、いたくない、けど、あれ、痛い気がしてきた、え、え、ええ?????なん、で、なんで?????はわわわわわわどうしたらいいのあわあわわわ!!!!!!!!!

もうね、病院行けない距離ですよ。実家近所の産婦人科だって年末年始の休みに入ってますよ。何したらいいんだ。どうしよう。どうしよう。全然分からない、どうしよう。

「ソウダ、検査薬シヨウ…!」

うん?

いや、でもその時はそれがベストだと思った。だから母が買い物行くっていうのについて行った。ドラッグストアへ寄ってくれって言った。君が頼りだチェックワン。
母がまだドラッグストアで買い物してる間、車の中にいたら夫から電話がありました。実は出血に気づいてからパニクって何度か電話を掛けてたんだけど一向に出る気配なく。折り返しで掛かってきた電話を取った瞬間、泣いていた。

私「うう、うああ、あああああ」
夫「えっ、なに、なに」
私「うぐぅ、うえ、うええぇ、じゅ、じゅっげづじだ」
夫「は?なんて?」
私「しゅ、っけつ、うぅ、血が、で、でた…っ」

駐車場、車の横を通る人間どもの怪訝な顔よ。
夫は私が渡しておいた病院からの「妊娠した皆さんへ」みたいな紙を一所懸命読んでくれた。膣錠を入れる際にアプリケーターで傷ついた箇所から出血して、それがおりものと一緒に排出されるから血が沢山出てるみたいに見えることがあるらしいよとか、なんかもう、一番不安にならないところをかいつまんで読んでくれて、私もようやく落ち着きました。

夫「とりあえず横になって身体を休めろって」
私「うぅ、うぅ…っ」
夫「泣いてたらお義母さんに色々バレるだろ」
私「ふぅぅぅ…」
夫「心配させないように、悟られないように」
私「ふぐぅ、う、うっ」

母「なに泣いてるの」

私「!!!!!」
夫「!!!!!」

私「な、泣いてないっ、ぶふっ」

母「びーびー泣いてるじゃん。体調悪いの?妊娠してるの?」

私「!!!???(母親の勘!!??まじかすげえ!!)」
夫「!!!???(←会話めっちゃ聞こえてたらしい)」

私「に、にんし、んっ、してないっ!」

母「じゃあなんでカゴに妊娠検査薬入れたの?」


え?


私「あっ…(普通にカゴに入れてたー!)」

夫「……お前それはねぇわ」


入れるじゃん、カゴに。甘えるじゃん、マッマに。久しぶりに実家帰って一緒に買い物行ったら勝手にカゴにお菓子とか入れちゃうじゃん。それじゃん。するじゃん。葉酸忘れたから葉酸サプリと妊娠検査薬ぶっ込んで駐車場戻るじゃん。うける…。

とりあえず母親には不妊治療で体外受精にステップアップして、2回目の移植をしたことを話しました。でもまだ期待されたくないから、年明けに判定が出るって所々にフェイクを混ぜて。まぁうちの母親はPCもスマホタブレットも使いこなす60代で、遠い昔にはggrksをまともに喰らったような人間なので全容詳らかに把握するのはすぐだろうなとは思ってます。お金のこととか諸々。そして援助を申し出るんだ…。
本筋からズレるけど、私は治療費としてどちらの親からもお金を貰いたくないし絶対貰わないです。まぁそれとは違う生活の部分で随分助けられてはいるんだけど(間接的に治療費の援助ってことになるかもしれないがそう考えないようにしている)(勿論そういった助けは有り難く頂戴してるし受け容れてる)、私が生むのは私と夫の子だから後々何か言われたくないという気持ちが大きいのかも知れない。特に夫側は凝り固まった田舎のじじばば要素が強くて視野も狭いから、子供が生まれた場合名前つけるところから論争になりそう。

というわけで、出血大パニックがあったせいで実母にはある程度体調に気をつけたい時期であることがバレた。
でもそれが功を奏したっぽくて、実家でごろごろしてても怒られることなくゆっくりと年末年始すごせました。旧年に母方の叔父が急逝したこともあって親戚一同あけおめムードではなく集まりも自粛されてたし、いや本当にのんびりのびのび過ごせたな。
けど出血は一度じゃなかったんですよね。最初の出血は翌日の夜には姿を消したものの、元旦の朝再び舞い降りるっていう。1日の朝から3日の朝くらいまではナプキンに血がついてたかな。どちらもそれほど大量ってわけじゃなかったけど、それでも不安は不安。だけど7日の胎嚢確認までは何もできないよなーって思って、どこか諦めた想いを持ちながら穏やかに過ごしたのでした。

ちなみにこの頃も体温はガタガタ。しかも低い。ネコもいなくて布団を取られることもないから、もうちょっと高温でもいいはずなのに…っていうもやもやに支配され、もうこれ熱測らない方がいいんじゃないか…とすら思ってました。そして2~3日に1回は妊娠検査薬を試してしまう。

12/28 BT17 … 36.34 (夕方:出血/陽性)
12/29 BT18 … 36.66 (夜:血止)
12/30 BT19 … 36.80
12/31 BT20 … 36.44 (陽性)
1/1 BT21 … 36.61 (朝:出血)
1/2 BT22 … 36.60
1/3 BT23 … 36.64 (朝:血止/陽性)
1/4 BT24 … 36.82
1/5 BT25 … 36.56
1/6 BT26 … 36.63 (陽性)


胎嚢確認

1/7 BT27

正月休みも明けていざ病院。不安ではあるんだけど心のどこかで「大丈夫」って思ってる節もあって、何だかよく分からない気分のまま向かいました。
先生に休み中何かあったか聞かれて、基礎体温表にも記入したんだけど不正出血のようなものがあったことを話して、まぁとりあえずエコーしてみましょうねってことに。
不正出血もあったことだし、自分でいろいろ調べるじゃないですか。そしたらこの辺りの周期なら心拍も確認できるって書いてあったんですね。心拍数ってどうやって調べるんだろう。エコーで分かるのかな。そもそも胎嚢ちゃんとあるのかな。あの出血と一緒に流れたかもしれない…でも一応陽性判定のままだしな…って台の上でも頭ぐるぐる。

先生「うん、出血ももうないみたいだし、アプリケーター(膣剤の)で傷がついちゃっただけだね」

あ、よかった。

先生「胎嚢もちゃんと確認できてます」

え!よかった!

先生「…胎嚢、うん、大きいね、……うん、えーと、うん…」

……?

先生「中が……見えない、か、…えーと、」

中…?

先生「ちょっと、うーん、……うん、…来週もう一回見てみようか」

え、なに?

なに?

?????

BT27で胎嚢の大きさは32.3mmでした。しかし中にいるはずの胎芽が見えない。見えない。先生曰く、来週なら見えるはずとのことで、その辺りの予備知識を蓄えていなかった私は怪しくなり始めた雲行きに呼吸するの忘れてました。
待合室でただ呆然と「BT27 心拍確認できない」「BT27 胎芽見えない」「BT27 胎芽の大きさ」でググる。ひたすらググる。妊娠継続され無事に出産に至った方はやっぱりBT27で心拍も確認出来てるし胎芽の大きさも計測されてる。

あ、こりゃあかん。

心が閉じていく。

しまいには「胎嚢 からっぽ」でググる始末。

もうずっと気持ちが落ち込んだまま。夫にも中が見えないらしいと話し、もらったエコー写真を出して胎嚢の中が真っ黒なのを見せました。比較対象に誰ともわからない胎芽in胎嚢の写真をググって見せて、夫に見せているのにまた自分でダメージを受ける。

f:id:yooooseeda:20200116135854j:plain
(胎嚢の写真)

からっぽという目で見える事実に打ちひしがれながらも、先生が言ってくれた「来週なら見えるはず」っていう言葉に私はずっと縋り付いてました。
夫は夫で「俺とお前でそんなに上手くいくはずねぇよ」っていう身も蓋もないこと(本人は慰めの言葉だと思っている)(ダメなことは想定内だから嘆かないで次頑張ろう的なアレ)を言ってくるし、ばかやろうここまで上手くいってなかったんだからどこかで上手くいかなきゃずっとダメダメなんじゃないのかよだったら最初から体外受精進もうとか言うなよって気持ちがぐちゃぐちゃなのであった…。

1/8 BT28 … 36.90
1/9 BT29 … 36.73
1/10 BT30 … 36.53
1/11 BT31 … 36.94 (夜:出血)
1/12 BT32 … 36.88
1/13 BT33 … 36.68 (朝:血止)
1/14 BT34 … 36.72

体温が高くても、ちょっとしためまいのような症状があっても、陽性で妊娠しているという自覚を身体がしていても、胎嚢の中が空っぽだったら、それは、妊娠じゃない…(ネガティブ)


心拍確認

1/15 BT35

気持ちはね、死刑宣告。一週間生きた心地ゼロ。もう空っぽなものとして考えてる。空っぽであるが故の虚無。死んだ魚の目。
今回もまた出血があったのを報告してからエコー検査。パンツぬぎぬぎしてぱっかー。

先生「出血は止まってますね」

この時点でモニターに目を向けられないわたし。

先生「えーと、胎嚢は40.5mm…」

モニターに目を向けられないばかりか泣きそうである。

先生「ここが頭で、こっちがお尻になりますね」

泣きそうになってため息を、………え?

先生「えーと、13.3mm…」


え、

え?


私「え?いる?」

先生「いるね…。そうだね、先週見えなかったね…。います」


います
じゃねえわ。
お前先週からっぽ宣言したこと忘れてただろ。


私「いる?」

先生「いる。大きさは良好です。こんなに大きいのに何で先週見えなかったのかな。心拍測るね」

f:id:yooooseeda:20200116140423j:plain
(胎芽の写真)

心拍計測して、心拍もしっかりしてるから順調だと言われました。
お、おお…。良かった。良かったけども。あのぼろぼろに泣き明かした一週間は一体…?まぁ結果良ければ全て良しなんだけど、車で待機している夫になんて言えばいいの。私より深刻な顔で今頃ドラクエウォークと睨めっこしてるよ(ダメ夫)

この時点で7w5dって言ってたかもしれない。ちゃんと聞いてなかったよ覚えてない。ともかく来週また来院となりまして、そこで出産予定日を出しますとのことでした。


安定期もまだ先だし、安定期が来たとしても信用のならない私の身体。36年も付き合ってたらこいつが全てを順調にこなすなんてどだい無理な話ってことも重々承知してます。それでも細心の注意を払って、なんとか出産にまでこぎつけたいな!
頑張れわたしのワガママボディ!!

妊活履歴のようなもの(進化版)

前の記事、2016年5月ですってよ。
いつ頃からか忘れたけど、Twitterも開いていなかったなぁと遠い目。
最近2回目の移植を行ったので思うこともあり、以前前後編で書いた妊活履歴の進化版(2016年6月以降のこと)をちょろちょろっと残しておこうという記事です。

前回の記事を書いていた時に通い始めた不妊治療専門クリニック(以下Aクリニック)は2017年の夏から行かなくなりました。旦那の従弟のお嫁さんが紹介してくれた別の病院(以下B医院)へ転院。2017年の秋。そのお嫁さんは不妊治療で授かった3人の子持ちで当時は2人目が生まれたばっかりだったんだけど、私が通ってたB医院の方がいいと思う!って即決というか、うだうだ悩む私の代わりに予約を取ってくれたのでした。


2017年秋から今の病院

転院後、まずしたことは検査。不妊治療の検査は以前通っていた所でしたかもしれないけど、うちの病院でもいちからしてもらいますって言われて、いやー、Aクリニックより全然検査項目多いし精密だし、まさかの子宮頸管に腫瘍が見つかって掻把手術となりました。部分麻酔利いてるの!?ってくらい痛かった。でも腫瘍は悪性じゃなかったので一安心。
そこから、Aクリニックでも行ったタイミングを数か月と人工受精を3回。人工受精は6回程度を目安に一区切りというスタンスらしくて、AクリニックとB医院合わせて6回になったところで人工受精から体外受精へ。

AIH 1回目/2017年4月(Aクリニック)
AIH 2回目/2017年6月(Aクリニック)
AIH 3回目/2017年8月(Aクリニック)
AIH 4回目/2018年11月(B医院)
AIH 5回目/2018年12月(B医院)
AIH 6回目/2019年1月(B医院)


ダイエット

AクリニックでもB医院でも言われていた「痩せなさい」をやっと実行に移したのは2018年の秋でした。職場の健康診断で仕事中に保健士さんからの指導が入るというやっちまった感。肝臓の数値がびっくりするくらい悪くて脂肪肝気味なので、いい大人が食生活を見直せと怒られる。
そこから食事制限と運動で2019年の夏までに11kg減。痩せたら周囲からの評価も上々で、その年の健康診断でも褒められたので私の人生の栄華はそこだったのではないかと思います。

ちなみにダイエットは糖質制限、あとちょっとした運動。いや、運動はそんなにやってなかったな……そんなにっていうか全然やってなかったな…?(見栄っ張り)
糖質制限でした!私は幼いころからごはん大好き娘だったので米を我慢するのそうとうキツかったです。あと甘いものを控えて、果物もあんまり取らないようにしてました。だけどストレスが大敵ってのも分かっていたので、自分を甘やかす部分もちゃんと設けたのが成功の鍵だったと思います。
まず朝はごはんを食べる。納豆大好きだから、気が向いたら2杯食べてる時もありました。だけどその代わり、お昼と夜はお米、パン、麺類は食べない。昼は糖質オフのグラノーラとヨーグルト食べてる時期もあったり、なんでもいいから野菜ぶっこんでスープにして食べてた時期もありました。食べないって時も。夜はだいたい家族と同じ献立でおかずのみというスタンス。食後のデザートにお菓子だとかケーキは食べない。果物はほかの家族の半分。間食もできるだけ控えて、でもどうしようもない時は糖質オフのお菓子を食べる。
それと、これが一番大事なんですけど、これだけ制限して頑張ってるんだから外出した日は好きなだけ食べる!朝も昼も夜も関係ない。なんだったらティータイムも含めて好きなものを食べたいだけ食べる!

締め付けすぎないっていうのが良かったのか、成功はね、してます。
でももうちょっと運動すればよかったかな。まぁこれは今からでもね。


2019年夏から体外受精の挑戦

2019年の夏に初めての採卵を行いました。
ヒーーーーーハーーーーー痛かったーーーーー!!!!!
痛くないわけない~~~~~!!!
2018年くらいに子宮頸管腫瘍掻爬手術もしたんですけど(ポリープ除去)それと同じくらい痛かったよなんだあれ~~~~~!!!私は痛みに弱いんだ~~~~~!!!

【採卵】 2019年8月
採卵数: 21(成熟卵)
⇒ うち c-IVF: 11 , ICSI: 10
⇒ 受精 c-IVF: 2 , ICSI: 9
⇒ 初期胚 c-IVF: 2 , ICSI: 9
胚盤胞 c-IVF: 0 , ICSI: 6
⇒ 凍結数: 6 (凍結5日)
[グレード 5aa: 3 , 5ab: 1 , 4ab: 1 , 3ba: 1]

【移植/1回目】 2019年10月
⇒ 着床したけどhCG18で妊娠継続不可

【移植/2回目】 2019年12月
⇒ 12月下旬に判定予定

そんなこんなで、現在2回目移植の判定待ちです。1回目の判定日に検査薬使って真っ白だった恐怖が本当に忘れられない。めちゃめちゃ金かけたのにダメだったのか……っていろんな方向からショックを受けて(心の準備はあったけど)(お腹ちょう痛かったりしたし)(どす黒い血も出てしまったし)しばらくは何も考えなかったな。
そんな中で、年末年始に実家に帰りたいなってぼんやり思ったんですね。だから次の移植は1月以降にしてもらおうと思って先生に打診したわけです。そしたら先生が「頑張れば年内にもう1回出来るよ」って言ってくれたもんだから、12月の2回目の移植と相成りました。
どのみち病院は休みだから陽性判定なら1月の2週目の来院、12月下旬に陰性判定ならそこからまた次の移植に向けてプラノバールデュファストンで調整。実家に帰れる環境を作ってもらえて、本当にありがたい。もう転院したくないな。この病院で赤ちゃん授かりたい。

虎穴に入らずんば虎子を得ず

今から一ヶ月ほど前、ふと肛門周辺に違和感を覚えました。

あれ…?痒い…。

f:id:yooooseeda:20160525112609j:image

なになになに?痒い。ちょう痒い。
え、なにこれやばくない?なに?は?
ああああおおおえええええ?????
性病?蟯虫?なにこれなにこれなにこれ!!!


どちゃくそ痒い!!


旦那「え?病院行けよ…(虫けらを見る目)」
TL「それ痔の予備軍じゃ…(菩薩のような目)(たぶん)」

肛門の周辺かゆかゆマンになったくらいから旦那やTLのみなさんにお言葉を頂くまで、本当長い時間を要したんですね。ケツのアナ痒いとか言えないべ。おめーなんだっつー話になんべ。
もう何て言うんですかね、葛藤。一人で抱えきれない痒みへの不安。これはなんだ、どこに行けばいいんだ。クリニックの先生に相談してもいい悩みなのか。でも管轄外って言われちゃったら恥ずかしくて生きていけない。いつもおまんまん御開帳してる仲だけど、肛門となったらまた話は別なのでは…。そしたらやっぱり別の病院に行かねばならぬ。

やっぱ肛門科か…。


で、行きましたよね!肛門科!



よしだ、肛門科へ

妊活とは関係ないけど、と一応前置きをしつつ。それでも、個人的には歯医者も肛門科も同じよ。妊娠した時のために、危険因子は取り除いておけと。そうなんですよ。うん…!

さて、肛門科受診の狙い目は、CLの注射を11時に予約していたとある月曜日の朝でした。仕事の休みを丸一日もらってたから、もうこの日しかないんや!という訳の分からない追い込み。
家からCLの間にある肛門科をネットで検索し、9時から診療がはじまることを突き止め、何度もシミュレーション(一人で車で行く道筋)していざ当日!
家を早く出すぎたのか、それとも私がハイスピードだったのか、9時ちょい前に着くはずの予定が8時半に。一応ね、車止めますわね。6~7台は止められる駐車場完備。まぁしばらく車の中で待ってようかなーって悠長にスマホいじりだしたその時ね、気づいたわけです。

ちょ、ちょっと待って、人多くね?

あれ?あれれ?よく見たら隣の公園のベンチに座ってるのって、もしかして病院の開業待ち?みたいなね、お年寄りがちょう多い。
そんで、9時にもなっていないんだけど看護師さんが扉開けに来ましたよね。ヤツら、わらわら集まり始めたよね。やっぱりー!ってなったよね。もうこの時点で顔面蒼白ですよ。10時すぎの電車に乗らないとCL間に合わないのに大丈夫か?って。だってもう前に10人くらいいるんだもん。あれー?日を改めた方がいいのかなー?みたいにね、なりました。

私「あ、あの、しょ、初診なんですけd」
受付「はい、保険証とですね、こちらの問診票に…」
私「あああああえええと、ちょっと、電車に乗らないといけないんですが、どのくらい時間かかりそうですか、あの、また今度来た方がいいですか」
受付「え、ええと、今朝の方たちは胃の検査ですので、内科ですとスペースの関係上お時間頂くかもしれません。どちらの科ですか?」

私「あ、
      ……肛門科……… 」

受付「……でしたら大丈夫ですよ。こちらの問診票にご記入になってお待ちください」
私「………はい………」

お姉さんの笑顔がちょう可愛かった(白目)

大抵の病院施設と変わらない問診票なんだけど、肛門科に○付けたり、フリースペースに「お尻に痒みがあります」とか書いたり、なんかちょう恥ずかしかった。もちろん妊娠してますか?の問いには×で、今不妊治療中ということと、飲んでる薬もいくつか記入しました。
さぁ、あとはしばらくの待ち時間、心の準備をするだけ!

看護師「よしださーん、診察室へどうぞー」


すぐ!!!!!?????




よしだ、大切なものを失う

思ったより早かった、呼ばれるの。問診票書いて5分も経ってなかったと思う。ドキドキしながら診察室のドアを開けて「おはようございます、お願いします」ちょう緊張してる。
とりあえず、先生に現状を伝えよう。痔かもって言われたことと、夜中に無意識でめっちゃ掻いちゃってることと、お風呂でゴシゴシしちゃうことと、

先生「じゃあ、お尻出して壁の方向いて寝転んでね」


もう!!!!!?????


ちょちょちょちょっと、待って、待って!もう!!??もう内診???あれ?これさ、あれだよね、ゆゆゆ指、突っ込む、やつ!!!???
ね、パニックですよ。座って話なんかないですよ。鞄そこに入れて、横になってねってね、早いよ。診察室入って秒で言われたからね。まぁでも、先生からしたら診るしかないですよね。今なら分かりますよね。風邪っぽくて内科に行って、喉見せるのと同じですよね。そうですよね。そうですよ…


い ざ 。


あの、…壁にね、こうやって、こっち向きで、足はこんな風に交差して…みたいな絵がね、あって。それと同じポーズでね、先生にお尻向けるわけ。なんつーか半脱ぎ?みたいな感じよね。うん。一応ブランケットみたいなのかけてね。

もう、先生躊躇いないよね。
躊躇いあるのこっちばかりよね。

むにーってケツ、やられるよね。






(よしだは大切なものを以下略)






結果から言うと、痔でも性病でも蟯虫でもないただのかぶれでした。
我慢できずに掻きすぎた結果、ちょっと爛れてしまってるとのこと。なんかこう、うん、いろいろされてる時に先生が「あ~、大丈夫大丈夫、なんともないよ。うん、平気平気。薬出すから、もう掻かないようにね」って言ってた気がする。
ウォシュレットは控えめに、お風呂に入ってもしばらくは石鹸で洗わずぬるま湯で洗うこと。熱いシャワー当てると、血行が良くなってもっと痒くなるから絶対ダメ!ってね、診察室出るとき言われました。はい。


……いやー、終わった。

終わった。

よかった。



旅の恥はかき捨てだ!!





指が入ってね、抜けてね、機械入ってきた。

お尻、大事にしよう。

あの子の子どもと私と誰か

ついったーで独り言を垂れ流している最中に自分の考えに気づくことって結構あるんですが、とあることを考えて考えて考えてたら別のことに気づくって状況がね、生まれてましたなう。


あの子の子どもちょう可愛い

小学校から一番仲の良い友だちが2年程前に子どもを出産しまして、まぁこれが可愛い。顔の系統がお父さんに似てしまってちょっと可哀想なんだけど、そういうことじゃなくて可愛い。女の子は男親に似た方が可愛くなるって言われるくらいだし、そこは大丈夫だと思ってるんだけど、とにかくまぁ愛嬌があって可愛い。ほっこりするんです。
そんな友だちの子にね、帰省の度に会いたくて会いたくて、会う約束を取り付けるじゃないですか。存外ズボラな性格の子なのでたぶん部屋がめっちゃ汚えんだろうなってのは分かるんだけど、頑なに家に招いてくれないので子ども連れて遊びに来いやー!ってうちに招くことが何度かあったわけです。
やっぱり可愛いんだよね!ちょう可愛いんだよね。めっちゃ可愛いんだよね!天使か!天使じゃないな、これなんだろう、三頭身で動くもの。笑う、ぐずる、泣く、号泣、うんこ、おっぱい、笑う、寝る、ってもうちょう可愛くてぐうの音しかでないとはこのこと…!うちの居間の座布団で眠る子を横目に私と友だちの談笑とか近況報告とか始まって、こう、流れていく時間。ドーナツと紅茶で幸せな時間。
その時間をぶち壊す、それがタイトルにある「誰か」です。

現れる母親という「第三者」

なんていうんですかね、私が実家を出てもう何年も経ってるわけで、自室という場所がベッド兼物置みたいな形になってるんですよね。だから友だちを招待するのも居間しかないわけで、一軒家ですがそんなに沢山部屋があるわけではない家だから仕方ないんですよ。
我が家は自営なので、父が店に母が買い物→店に出ている間友だちが遊びに来ることが多いんですけど、たまたま居合わせるっていうか、友だちと父母も仲が良いので普通に話するんですよね。

そんでまぁ、抱くじゃん。
うちのおかん、友だちの子ども抱くじゃん。
私の母親だから同遺伝子で「なんだこの可愛い生き物は」って虜になるわけじゃん。

「ちょっとよしだも抱かせてもらいな」

こうなるじゃん。

これが悪夢ね。

いや、分かるよ。分かる。おかん、分かる。おかんに悪気がないのも、純粋にその子が可愛いのも分かる。別に私に子どもが出来たときの練習だなんて大層なこと思ってないのも重々承知してる。

私、断り切れず抱くじゃん。

おかん、写真撮るじゃん。

泣ける。

あああああもう誰も悪者いないからね?ココ!子ども連れて来た友だちも赤ちゃん私に抱かせた母親も悪くないからね?もちろん私だって悪くないからね?
この誰も悪くない中でむくむく育つのは私の中の罪悪感。おかんごめん、本当の孫全然抱かせてあげられなくてごめん。そして生まれる卑屈な感情。

この流れまじ怖い。


私は「第三者」の存在で卑屈になる

私と、友だちと、友だちの子という図式を揺るがす第三者。それは母親であったり旦那であったり、時には別の友人、親戚、深い繋がりなんてないその辺のおっさんだったりと様々。けれど私たち三人以外を指して、第三者という一括りでまとめます。
私はその第三者の前では急に恥ずかしい気分になる。あ、これ私の子じゃないですよ、この子の子です。私?私ですか?私はまだ赤ちゃん授かってないです。今不妊治療真っ只中で、何度も指導を受けてるんですけど、一向に授かる気配がありません。そんな女がなんのために子ども抱いてるかですって?えーと、あ、いや、別に、疑似母子体験してるわけでもないんですけど、なんでかな。なんで抱っこしてるんですかね。一生子ども授からないかもしれない私なんかがなんで…

泣きたい。

ね!ちょう怖い!怖くない?これ!私この感情めっちゃ怖い!
そんな卑屈になる必要も、赤ちゃん抱っこしてる自分に羞恥心持たなくてもいいことなんて分かってるよ。分かってるけどどうにもならないんだよ。もうこの時の私ったら作り笑いで瞳孔開きっぱなしですよ。えへへ~写真撮って撮って~って言ってる顔の歪なこと。
誰もね、私に対して変なこと思ってるわけじゃない。そう思いたいけれどなかなか難しい。特に親なんて、私と同じくらいその存在を望んでいるんだから「ああ、この子に子ども生まれたらこんな感じかぁ」くらいはきっと思ってるんだろうなって。もう何年もそう思われているだろうこと、「まだかなぁ」「早く孫抱きたいなぁ」って思わせてしまっていること。申し訳ない、ごめんなさい。第三者が親であった場合は、あの短い時間でそれだけ考えます。

旦那でもそう。早く生んであげたいよ、ごめんねってなる。罪悪感。私じゃない方がもっと早く子ども授かってたかもしれないのに。そんな卑屈な気持ち。
他の人から見たらどうなのかな。この子結婚して大分経つのにまだ子どもできないの?それとも作らないの?って、ねぇそんな風に思ってその場にいるんじゃないですか?みたいな変な疑心。

こういう気持ちを持つのがとっても嫌。
だけどそれを見せるのも嫌だから、我慢。
何にもないふり~傷つかないふり~考えないふり~。


第三者さえいなければなんでもないのに。
赤ちゃん見ても妊婦さんみても傷つかないのに。

自分で「悲しい」とか「辛い」とか思うよりも、誰かに「可哀想」とか「おかしい」とか思われてしまうことにすごく恐怖を感じるんだなぁって思いました。

f:id:yooooseeda:20160505122137j:image

あー。

今日は高温期15日目で、体温がぐんぐん下がってる。だからこんなことばっかり考えちゃうのかな。おそるべき魔物、ぱむす(PMS)!

妊活履歴のようなもの(後編)

後半へ続く!
なんてめっちゃ息巻いていたものの、あれから一ヶ月以上の時が経過しています。それに後半へ続いてみたはいいものの、後半というより現行ですし、この先も妊活は続きます、し……。
とりあえず、2015年秋から2016年春までの約半年のことを簡単にまとめてみよう٩(◦`꒳´◦)۶

いざ夫婦で不妊専門CLへ

完全予約制のCLだったのでまずはお電話。聞きたいことを書き出して、ドキドキしながらの電話。病院の予約取るとか本当苦手で、別の病(肝臓系経過観察中)で大きな病院行ってるのですけど、それの予約日変更すら嫌いです。
聞くことは箇条書き。

▼予約時間日時。
▼初診だけど、別病院での旦那の検査結果も持って行った方がいいのか。
▼むしろ旦那一緒でいいのか。
▼駐車場ありますか。

保険証のこととか聞こうと思ったけど、まぁそれはそれでどっちみち旦那どのが行くならお財布の中に入ってるからいっかーって思って特には聞かず。結果から言うと、駐車場は有料駐車場が近くにあるけど一定時間の無料券は出しますとのこと。旦那さんが来られるのならぜひ。検査結果もご持参ください、でした。
今までの婦人科通いでも送迎のために毎回一緒について来てくれてたけど車中待機していた旦那くん。一緒に来れたら来てだってーと伝えたら、なんかめっちゃそわそわ。嫌がってるという風ではなくて、えー!行っていいのー!みたいな。何喜んでんの??
何はともあれ、不妊専門CLに行く段取りは整ったのであります。

旦那の問題点

私の治療あれこれは後ほどまとめるとして、いたって健康体な旦那くんが泌尿器科で検査した結果を先生に見てもらいました。結果が悪いんだから先生もそれしか言えないし、じゃあうちの方で再検査してみよう!という流れになりますよね。
ということで再検査。旦那のタイミングの良い日でオッケーだそうで、それは後日だったんですけど結果を記しておきます。午前中に採取、速攻病院へ持って行く、検査。そして30分ほど待って先生からのお話。
結果、そんなに悪くないよとのこと。量と運動率は確かに少なめだけど、悲観するほどではない。自然妊娠も望めるって。

帰り道でね、旦那、言いました。
「あの日はダメだった」
「だってキンタマ腫れてたし」
「今日は好調だった!」

お前の吐精持論はもう結構。

そっかー。なるへそなー。まぁ運動率も量も平均を下回ってるとは言え、100%ではないけれどやっぱり原因は私なのだろうなぁと思いました。

不妊治療とは

話は戻って、初めてクリニックへ行った時の話。知らないことたくさん!でした。
初めての診察では先生が不妊治療とはどんなことをするかということを簡単に説明してくれて。いやー、うちの先生なんですけど、早口でごにょごにょでなに言ってるか分かんないこと多いんですよね。初めてだったから聞き返すとか、そういったことがなかなか出来なくて一所懸命聞いてました。

  1. タイミング
  2. 人工授精
  3. 体外受精
  4. 顕微授精
大まかな治療、ということで。

一般的な不妊治療はタイミングと人工授精、そこからステップアップで体外に行くと費用負担も生活への負担も大きくなりますとのことだった。
正直、AIHやIVFって単語も知らずにその違いもよく分かってませんでした。婦人科に一年通って30歳越えた女が何言ってるんだって感じですけど、不妊専門外来に通うことから私の不妊治療は始まったんだなぁと思ってます。
まずはタイミングから。タイミングで授かれば一番いいけど、そこからまたステップアップ。その間にたくさん悩んで考えようということになりました。

それから

まずは痩せること。言うほど太ってないっしょーって考えは捨てねばです。気を抜いて全身鏡を見てごらん。どうよ、でぶだろ。って思いつづけてエアロバイクを漕ぐ日々。私、非常に自分に甘いのでやったりやらなかったりの差が激しい。あとは食事にも気をつけて、甘い物の過剰摂取は控える。健康的な生活を営むようにしよう。身体を冷やさず温める、温活も忘れずに。靴下は常に履く!

薬を飲んで、注射を打って、科学的にはきっと身体を酷使しています。
それでも、思うのです。
何年か経って、あれしたら授かってたかもしれないこれしたら授かってたかもしれないなんて後悔するより、その後悔だけはしないために、今できることをやろう!って。

故に、私の妊活は、諦めるまで続く!

明日から新年度

本格的にというか、月に何度もクリニックへ行くという治療を開始したのが今のところへ移った2015年の秋のことです。それまでは月に何度か程度だったので、これまで通りの生活で全然やっていけてました。
でもですね、やっぱり不妊専門外来って場所は「妊娠するための病院」であって、今までの、なんとなーく薬飲んでタイミング取れるかなー?生理くるかなー?みたいなのとはやっぱり違うわけですよ。卵胞育てるのに週に3回の注射とか当たり前なわけですよ。薬でちょっと不調っぽくなったりするわけですよ。

ね、そんなのね、隠しきれない、無理。
私無理な性格なんですね、うん。

ということで、早々、所属部署の上司と唯一の女性である同僚、庶務のオバチャンには「不妊治療始めました」の報告をしました。
私の勤務体系が比較的時間休を取りやすい嘱託パートであることも幸いし、午後休取っても丸一日休んでも何を言われることもなく、私自身も上司に報告したことで些かスッキリしていました。え?もちろん仕事はちゃんとしてましたよ。私の担当で一切の不備がないよう、もっと言えば部署内共通分担業務まで不備なくこなしてやりましたとも。

で、突然ですが、私友だちいません。なにそれ可哀想…って思ってくれて全然大丈夫なくらい友だちいません。
………いや、いやいやいや。やっぱりいます。地元の方にはいます。地元帰ったらみんなで集まるぞー!くらい友だちは意外といっぱいいます。
27歳で瀬戸内海に浮かぶ小島へ嫁いできて今年で6年になります。高齢化が進み、限界集落一歩手前の我が町には若いおなごがほとんどいない。おととしまで一緒に働いていた同い年の女の子は、可能性を求めて都会へと旅立って行きました。だからね、私ね、本当、友だちがね、いなくてね!(泣いてなんかない)
そんな中、心を晒し出して旦那や家族の愚痴、職場での愚痴をぽろぽろ零せていたのが庶務のオバチャンであります。

その庶務のオバチャンが今日で退職。
明日からはもう来ない。

上司が無茶ばっかりしやがって、新しく入ってくる子に私の担当を、私はオバチャンを引き継いで庶務をという形にまとまってしまいました。

申し送りも作っていない今夜。
庶務のオバチャン出勤最終日。
明日なんて来なければいいのに!

妊活遍歴のようなもの(前編)

ニンカツって打つと妊活って当たり前に変換されるじゃないですか。先日、職場のボロPCで妊活って打つ機会がありまして、打ったらまぁ出ない。人カツって出る。だから打ちますよね、ニンシンカツドウって。……妊活って、妊娠活動の略なの?という疑問を抱きました。

妊活遍歴と言っても、年齢の割に知識も自覚も乏しい初心者です。ちなみに年齢は83年生まれなので天谷(広島カープ#49外野手)と同い年ですね。芸能人だとニノと松潤ですね!松田龍平ですね!アラサーですね!
そんなアラサー、体質改善から始まり注射を打ち、薬を飲みという本格的な妊活というものを始めてからまだ一年と経っていません。31歳の夏に婦人科へ通い始め、32歳の秋に不妊専門外来を紹介されました。

これまでの婦人科

初めて婦人科に行ったのは25〜26歳の頃。当時住んでいた地域で助成してくれてた子宮頸がん検診を受けに行った時でした。何あの台、何あの勝手に脚開かされる機械!こわっ!ちょう怖い!!生理不順で生理痛が重いことも話したけど、今日は助成枠内の検診なんだから他のことは普通に診察受けに来て相談してください的な?スタンス?だったんで?こっちもそれ以上話できませんし?次回なんてありませんからー!残念!ってなるじゃん。それは仕方ないじゃん…。
2回目は おばあちゃんがくれたきっかけ - Non be'n da La ree !! でも触れた、帯状疱疹からの妊娠検査を地元の婦人科で受けたやつ。ここではじめて自分の子宮の状態を告げられて、やっべぇなって思った次第です。

婦人科への通院

そして3回目。全てはここから。
地元っていうのが実家の方だとしたら、今住んでるところはなんて言うんだろう。ともかく、今住んでいる海のど真ん中ど田舎の島から車で一時間半弱、調べた婦人科へ行きました。先生の対応ですぐに心が折れてしまうので、何はともあれ先生が優しいと評判の病院。
ここでの治療は、とにかく生理をきちんと来させましょうというところから。それと、基礎体温を上げましょうっていうもの。当帰芍薬散とクロミッド辺りを使ってたかな。いいのか悪いのか、タイミング指導もされながら、結構惰性で通ってました。
そんなある日、そこへ通い始めて一年近く経ったある日、不妊専門外来を勧められる大きな出来事が!

旦那、泌尿器科

旦那「なんかさ、キンタマ腫れてるっぽいんだけど見てくんない?」
即答で嫌だって答えてしまった私を許して欲しい。見ても分かんないからって言った私を許して欲しい。ごめん。とりあえず泌尿器科へ行かせて、まぁ結果的には風邪菌が陰嚢に入っちゃって的なそれだったのでお薬やら何やらで治ったんですけどね。
以前旦那に、私の方に子供出来ない原因があるんだけど、もしかしたら二人ともかもしれないから機会があったら調べてみてよーって言ってたんですね。旦那氏、先生にその話をして検査出来ますかって聞いたら出来ますって言われて。で、検査ですよね。

結果は、運動率が低い。

これには旦那、少しガッカリ。少し、というのは他人から見たら “少し” 落ち込んでるように見える程度。普段から落ち込む姿をあまり見せない人なので、その少しが私から見ると、わーめっちゃ落ち込んでるわやばいーという感じでした。

ともかく、婦人科の先生に旦那が精液検査受けたことを伝えて結果を見せたのですね。そしたら先生「ここから近い不妊専門外来紹介するから、旦那さんと二人でそっちへ行きなさい」と。
紹介されたのは一度調べたことのある不妊専門のクリニックで、でもまだそこまでは……とか思っていた所でした。完全予約制とか、今までの人生の中でそんな病院行ったことなかったですしー。でも、こう、何事も背中を押されてナンボなどうしようもない性格の私には有難いきっかけになりました。

ということで、今のクリニックにお世話になることに。

後半へつづく!
(長く書くの飽きてきたから分割)