明日から新年度

本格的にというか、月に何度もクリニックへ行くという治療を開始したのが今のところへ移った2015年の秋のことです。それまでは月に何度か程度だったので、これまで通りの生活で全然やっていけてました。
でもですね、やっぱり不妊専門外来って場所は「妊娠するための病院」であって、今までの、なんとなーく薬飲んでタイミング取れるかなー?生理くるかなー?みたいなのとはやっぱり違うわけですよ。卵胞育てるのに週に3回の注射とか当たり前なわけですよ。薬でちょっと不調っぽくなったりするわけですよ。

ね、そんなのね、隠しきれない、無理。
私無理な性格なんですね、うん。

ということで、早々、所属部署の上司と唯一の女性である同僚、庶務のオバチャンには「不妊治療始めました」の報告をしました。
私の勤務体系が比較的時間休を取りやすい嘱託パートであることも幸いし、午後休取っても丸一日休んでも何を言われることもなく、私自身も上司に報告したことで些かスッキリしていました。え?もちろん仕事はちゃんとしてましたよ。私の担当で一切の不備がないよう、もっと言えば部署内共通分担業務まで不備なくこなしてやりましたとも。

で、突然ですが、私友だちいません。なにそれ可哀想…って思ってくれて全然大丈夫なくらい友だちいません。
………いや、いやいやいや。やっぱりいます。地元の方にはいます。地元帰ったらみんなで集まるぞー!くらい友だちは意外といっぱいいます。
27歳で瀬戸内海に浮かぶ小島へ嫁いできて今年で6年になります。高齢化が進み、限界集落一歩手前の我が町には若いおなごがほとんどいない。おととしまで一緒に働いていた同い年の女の子は、可能性を求めて都会へと旅立って行きました。だからね、私ね、本当、友だちがね、いなくてね!(泣いてなんかない)
そんな中、心を晒し出して旦那や家族の愚痴、職場での愚痴をぽろぽろ零せていたのが庶務のオバチャンであります。

その庶務のオバチャンが今日で退職。
明日からはもう来ない。

上司が無茶ばっかりしやがって、新しく入ってくる子に私の担当を、私はオバチャンを引き継いで庶務をという形にまとまってしまいました。

申し送りも作っていない今夜。
庶務のオバチャン出勤最終日。
明日なんて来なければいいのに!